カフスボタンの基礎知識

カフスボタンとは?
正式名称は「カフリンクス cuff links 」と呼ばれ、シャツやブラウスの袖口を留めるためのアクセサリーです。
袖口(カフ)を留める(リンク)という意味で、カフリンクスと言います。
日本では「カフス」や「カフスボタン」と一般的に呼ばれています。
ネックレスやブレスレット、指輪など多くのアクセサリーがありますが、その中でもカフスは大人の男性の様々なシーンに合うアクセサリーで結婚式やパーティなどのフォーマルなシーンからビジネスまで、ワンランク上のメンズスーツ着こなしを演出してくれます。
シンプルでクラシックなものから、趣味や日常の様々なアイテムをモチーフにしたものまで、デザインも大変豊富で、袖口からさりげなく覗くワンポイントの小さいアイテムながら、TPOに応じた身だしなみやマナーとして、自分らしさや個性を表現するためのお洒落として、簡単に取り入れることができます。
ジャケットを脱いだ際やノーネクタイなどビジネスカジュアルなシーンでも活躍してくれ、また、男性へのプレゼントとしてもお薦めです。
カフスボタンの付け方
袖口の内側と内側を合わせるようにしてボタンホールを重ねます。
留め具をメインパーツに対して垂直に倒し真っすぐ(棒状)にします。
手の甲側から手のひら側へ留め具をボタンホールに通します。
裏側から出てきた留め具をメインパーツに対して平行になるよう戻します。
カフスボタンの種類
ボタンホールに通したあと、留め具の先端をT字に曲げて固定します。
カフス誕生の1640年頃から愛されるクラシカルなスタイル。リバーシブルに使えるデザインや、

海外では、Fixed backings と呼ばれ、ブランドの品などに多く使用されています。リバーシブルに使えるデザインや、留め具もデザインが施されている事もあり、留め具とボタンホールのサイズに注意が必要な場合もあります。

表と裏から挟みこみ、パチンと留めます。歴史は古く1920年からとも言われ、

シャツの袖口を包み込むように飾ってくれ、袖口をしっかりホールドしてくれます。華やかなスタイルのイメージですが、シンプルなものも多くあります。
カフスボタンの歴史
カフスは1840年頃、フランスの権力者や貴族たちの遊び心から始まったと言われています。
衣服の袖口を締めるために使用されていた紐や、リボンがどんどん華美になり、金や銀のボタンを金属製のチェーンで繋いだ物かから、彫刻が施された物や宝石を使用した物など、どんどん煌びやかな物へと変わり、今のいくつかのスタイルができあがりました。
20世紀に入ると、カフスはよりシンプルでより実用的なデザインへと変化していき、現代ではファッションマナーの一つとして定着しています。
カフスボタンを付けるためには?

カフスボタンを付けられる
シャツの袖(カフス)の種類
便利なため、最近では多く見られるようになりました。

シンプルな造りのため、カフスボタンの装着がし易いのがメリットです。
四重になったボタンホールにカフスボタンを通すため、カフスボタンのサイズによっては装着が難しいこともありますが、重厚感のあるカフスです。